海外の気になったサイネージ演出4選


デジタルサイネージを使った海外の屋外演出は、一時期と比べると表現方法が落ち着いたように感じる昨今ですが、その中から日本のメディアでまだ紹介されていないなと思うものを今回4つ選びました。


1)アルチンボルド、ボッシュ、ブリューゲルのプロジェクションマッピング

フランスのプロバンスにあるプロジェクションマッピング専門の美術館「キャリエール ド ルミエール(光の採石場)」この美術館は、20 世紀半ばまでボーキサイトを切り出す採石場でしたが、その後、ジャン・コクトーが白いボーキサイトの空間を映画『オルフェの遺言』の撮影地として活用したことでアートスペースとして使われるようになりました。

フロアを含めて7,000平方メートル以上の領域に画像を生成する約100台のビデオプロジェクターが常設され、今回の企画展ではボッシュ、ブリューゲル、アルチンボルドの芸術をミックスし再構成します。アルンチンボルドのグロテクスな果物の人物と、ボッシュの「快楽の園」の幻想的な悪魔、ブリューゲルの漫画のようなコミカルな人物達のそれぞれのパーツが動きながら1枚の絵画がバラバラに分解され、物語に沿って展開されます。この展覧は約30分間のプログラムで、その間、採石場全体が映像で満たされます。
サウンドトラックには、カール・オルフ、ビバルディ、レッド・ツェッペリンなどが使用されます。展覧会は2018年1月まで。
http://carrieres-lumieres.com/


2)メディアアイズ|目は口ほどに…。


運動ニューロン疾患(MND)は、ある日から徐々に進行する。それは運動を制御する神経を攻撃し筋肉がやがて機能しなくなります。 しかし、視覚、聴覚、感情にはなんら影響を与えません。身動きできず、会話ができず、最終的に呼吸することも困難になります、患者は身体内に閉じ込められてしまうのです。MND協会はこの疾患には治療法がまだなく、ベッドの上でそれを待っている人々がいるということを公共にアピールするためにデジタルサイネージを選択しました。

イングランドのオーシャン・アウトドア社と協力してバーミンガムのグランド・セントラル駅への入り口に設置した「メディアアイズ」は、多くの人々が病気の進行とともに目でしかコミュニケーションしかできないという事実を反映させるために、キャンペーンハッシュタグ#MyEyesSayを使用すると、人々は個人的なメッセージを「メディアアイズ」として巨大なサイネージモニターと自分の目をリンクすることができます。コンテンツ内容にはMND協会の支持者ベネディクト・カンバーバッチ、エディ・レッドメイン、スティーブン・ホーキングの目のメッセージが含まれます。
https://mndeyes.mndassociation.org/


3)フクロウの木のワウ・ファクター


アメリカの小売店ではワウ・ファクターをどのように使うかが、ネット販売と戦う戦略として近年多きく考えられています。ワウ(WOW)は言うまでもなく来店者に感激してもらうことですが、シカゴ郊外の百貨店ルイス・ジュリエットではエントランスホールの真ん中にあるフクロウの木の周りに、クリスマス飾りのように大量にサイネージモニターぶら下げました。この木は、28枚の40インチモニター、40枚のLEDパネル、45本のLEDチューブペンダントに囲まれています。コンテンツは、各店舗へのイベント誘導メッセージ、地域のアナウンス情報、キューレイトされたツイートやユーザーコンテンツを放映します。
https://www.shoppinglouisjolietmall.com/digitaltree


4)ブレイン・インデックス|脳をビジュアル化


このデジタルアートの常設展示は、コロンビア大学のグリーン科学センターの1階に設置されました。「ブレイン・インデックス」は7つの72インチタッチモニターとプロジェクターによって構成され、目の高さにあるときにモニターがインタラクティブになり、壁を上下にスライドするする7つのモニターがプロジェクター放映されたの大きな脳のイメージ動画をスキャナーのように読み取っていきます。

3年間の制作期間を経たこのプロジェクトは科学、社会科学、人文科学のアイデアの衝突を促進することを目指し「我々はどれくらいのことをまだ学んでいないのか?」をテーマとして。脳の外面、それを供給する血管のネットワーク、異なる領域の繋がりを科学的データに基づいて、ビジュアル化している。コンテンツは8人の研究者の研究内容から、脳の各部分に結びついたインタラクティブが紹介される。その中の一つ「魚と食事の考察」では、魚と人間が食事をした時の脳をマッピングして視覚化し、それを比較します。また、「流れと一緒に行く」では、血流が脳の機能や発達にどのように影響するかについてを視覚化しています。より多くの研究者のプロファイルが今後数ヶ月で追加される予定とのこと。
http://news.columbia.edu/content/Art-of-the-Brain-and-the-Scientists-Who-Study-It


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